(一財)VR推進協議会はこの度、インフラ分野におけるデジタル技術の活用と、その社会実装をテーマとしたオープンセミナーを開催いたします。
本セミナーは、秋田での開催を契機としながら、東北地域をはじめとする雪国共通の課題に焦点を当て、現場の実践と新しい公共サービスのあり方を考える場として企画しています。
講演後には、参加者同士の親睦を深める「ネットワークパーティ」も予定しております。ぜひご参加ください。
主催:一般財団法人 VR推進協議会
協賛:株式会社フォーラムエイト
「除雪作業を変えるデジタル技術 ― GNSS×3DVRガイダンスの実装 ―」
松江土建株式会社 IT・技術部 IT推進課 課長
松林 幸男 氏
松江土建株式会社では、RTK-GNSSによる高精度測位と3DVR技術を組み合わせ、除雪作業を支援する「GNSSによる3DVR除雪ガイダンスシステム」を構築しています。本システムは、実際の車両位置と連動したVR空間を車載モニタに表示し、マンホールや橋梁ジョイント手前での注意喚起、縁石や車線境界の視覚的確認を可能とすることで、作業の安全性と効率性を大きく向上させるものです。これにより、熟練作業者の経験や勘に依存していた除雪作業をデータ化し、技術の見える化と継承を実現しています。本取り組みは、VR推進協議会「第4回 VRシステムオブザイヤー(2025年)」を受賞しており、インフラ分野におけるデジタル技術の実用化事例として高く評価されています。本講演では、システム開発の背景から現場での運用、導入による効果、今後の展開まで、雪国における実践的な取り組みとしてご紹介いただきます。

<プロフィール>
1997年、松江土建株式会社に入社。以降23年間にわたり土木部にて施工管理業務に従事し、山陰自動車道などのプロジェクトにおいてICT施工の導入や現場の効率化に取り組む。2020年より現職。長年の現場経験をベースに、現場の視点を大切にしながら全社DXプロジェクトの推進を担当。近年はGNSSとVRを融合させた「3D VR除雪ガイダンスシステム」の開発等に携わり、2025年にVR推進協議会より「第4回VRシステムオブザイヤー」を受賞。地方建設業における先端技術の実用化と現場への定着に向けて、日々試行錯誤を続けている。
「雪国のIoTと新しい公共サービス」
日本大学 理工学部土木工学科 教授/VR推進協議会 理事
関 文夫 氏
積雪地域における道路管理、交通、安全対策といった課題は、 IoTおよびデータ活用により大きな転換点を迎えています。 本講演では、除雪・道路状況・交通流などの現場データを基盤とした インフラの可視化と、そのデータを活用した新たな公共サービスの在り方について、 実例を交えてご紹介いただきます。 さらに、こうした取り組みを個別の事例にとどめるのではなく、 地域全体の運営やインフラ管理へどのように展開していくか、 データ連携やデジタルツインの活用も含めてご解説いただきます。 雪国という厳しい環境における取り組みを通じて、今後の地域運営やインフラDXの方向性を考える機会とします。

<プロフィール>
大手建設会社において、橋梁、トンネル、土工、河川、道路など、 幅広いインフラ分野の設計・デザインに従事。 2011年より現職。 土木デザインを基盤に、近年はIoTやデータ活用などデジタル技術の導入を進め、 積雪地域における道路管理や交通安全、インフラ分野のDX推進に取り組んでいる。 また、VR推進協議会の理事としてVR技術の普及・活用を推進するとともに、 フォーラムエイト主催「3D・VRシミュレーションコンテスト」の審査委員を務め、 ユーザによるシステム開発成果の発表・共有の場を通じた人材育成にも貢献している。
「デジタルツインがつなぐ社会実装と地域DX ―現場・自治体・研究をつなぐデータ活用の最前線―」
株式会社フォーラムエイト 執行役員 システム営業マネージャ 松田克巳
自治体・企業・研究機関が連携して進めるデジタルツインの社会実装事例を紹介。インフラ管理、防災、交通、地域サービスへの展開と、意思決定を支えるデータ活用の最前線を共有します。
<関連製品>
講演終了後、ネットワークパーティを開催いたします。登壇者・自治体・企業・研究機関の関係者が一堂に会し、実務課題や取り組みについて直接意見交換いただける機会です。
分野や立場を越えた新たな連携の契機として、ぜひご参加ください。
第2回 VR推進協議会主催オープンセミナー
(地方創生・国土強靭化 FORUM8セミナーフェア秋田)
▲第7回オープンセミナー広島の様子(2025/06/04)